早いもので今年も折り返しを過ぎ、後半に入りましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
コラムをご覧頂きましてありがとうございます。宮城遺品整理サービス、スタッフの三浦と申します。
前回のコラムでは「遺品整理」についてお話させて頂きました。
今回は「生前整理」について書いていこうと思います。
生前整理とは、一般的に「生きているうちに死後のことを考え、身辺や財産の整理をすること」を指します。
最近では「終活」という言葉も一般的に使われるようになりました。
考えたくない「if(もしも)」の話ではありますが、事故、災害、病気によって命を落とす可能性は、老若男女、生きている限り誰にでもあります。
日本の民法上では、15歳以上の人は有効に遺言を残すことが出来るとされていますし、20代、30代のうちから生前整理をすることも、珍しくない時代になりました。
自分の死後に残される家族などが困らないよう、自身にどんな財産があるのか、亡き後はこのようにしてほしいなどの希望を明確にしておく。
「いつ何が起こっても大丈夫」と、安心して日々を過ごすこと。
その余裕がもたらす「心のゆとり」も、生前整理のメリットと私は考えます。
私の亡き祖母の話をさせて頂こうと思います。
「水道水は体に良くない」と思い込んで買い貯めた、ミネラルウオーターが数ケース。
祖母の押入には桐箱に入った20年以上前から保管している着物が沢山入っており、ミネラルウォーターは置場がなく、部屋の片隅に常時ストックされていました。
すでに消費期限が切れている物も沢山ありましたし、躓いて転んだり、崩れて当たったら危ないからと廃棄することを勧めましたが
「水は何にでも使えるから」「私が死んだら植木にあげれば無駄にならないから」と、祖母は冗談めかして笑っていました。
ある冬の寒い日、ストーブを点けてその上にケトルを起き、部屋を加湿していたそうです。
箱の上に置かれていたミネラルウォーターのボトルが、震度6の地震で数本崩れ落ちました。
ボトルがぶつかったケトルの蓋が外れ熱湯が吹き出し、祖母は手足の広範囲に火傷を負いました。
その後一時的に停電になったことで、祖母はさらにパニックに陥ったそうです。
良かれと思って貯めていた物が原因で、大きなケガを負ってしまった祖母。
怪我をしてからは、病院と自宅の往復ばかりになってしまい、気落ちする日が続きました。
あの時、祖母にもっと危険性を訴えて、無理にでも処分したり移動すれば良かった。
私や家族が、そんな罪悪感にかられたこともありました。
時には火事などの二次災害も引き起こしてしまうかもしれない。
様々な可能性、考えたくない「if(もしも)」が至るところに存在しています。
我が子や孫に生前整理を促されると「(亡くなった後に)自分たちに迷惑をかけないでほしい」と言われているような気がして億劫になってしまう。
ご高齢の方からそのような声を聞くことも少なくありませんし、閉鎖的な気持ちになることも想像に難くありません。
家族や自分自身の生活から、危険を少しでも多く取り除くことで、安心を手に入れる。
「生前整理」とは、亡くなった後のことだけではなく「今を生きるために」行動することなのではないでしょうか。
「誰か」のためにではなく、これから今を生きていく「自分のため」に。
その行動はいつか、自分の大切な人達のためにもなるのではないかと思います。
生前にしか出来ないことだと、心に留めて頂きたい。私はそう思います。
生前・遺品整理は現代において身近になりつつあります。
重くて運べない物、どのように処分して良いか困っているなどがありましたら、是非ご相談ください。
お客様の負担を軽くするために、弊社が誠心誠意、心をこめて整理させて頂きます。
スタッフがわかりやすく、お客様のご希望に合わせてご相談を伺いますので、お電話またはメールにてご相談ください。
宮城遺品整理サービスでは迅速・丁寧・真心をモットーに、年間施工件数900 件を超える遺品整理等、数多くのノウハウと経験があります。
無料お見積もりから作業終了まで責任をもって対応させていただますので、初めてご利用頂くお客様も安心してご利用ください。
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